お知らせ
『商船三井 次世代型自動車船"FLEXIE"シリーズ』が2018年度グッドデザイン賞を受賞しました
2018.10.02
プレスリリース
弊社がデザインを担当させて頂いた株式会社商船三井様の『次世代型自動車船"FLEXIE"シリーズ』が、2018年度グッドデザイン賞を受賞しました。
同賞の海運業界における受賞は実に9年ぶりであり、本年の海運業界からの受賞は『次世代型自動車船"FLEXIE"シリーズ』が唯一でした。重厚長大な海運業界において、デザインが評価されることは極めて稀であり、私たちにとって大きな意義のある受賞となりました。

プロジェクト概要
自動車船とは、乗用車をはじめ建設機械やトラック等の車両を運ぶ専用船です。本船は1隻で約6,800台(基準小型車換算)を収容でき、2015年にスタートした商船三井様の世界統一ブランド「MOL ACE」を体現するフラッグシップとして誕生しました。
船舶スペック
- ・全長:199.9m
- ・全幅:32.2m
- ・積載可能台数:6,800台(基準小型車換算)
審査員からの評価
「自動車輸送船を再定義した結果、従来ない新しいイノベーションを実現した点が素晴らしい。特筆すべきはデザイン思考を用いて再編集された輸送船内空間である。フレキシブルな可動フロアが車高の異なる自動車の運搬を可能にした。その結果、従来比2.5倍の効率化にくわえて、バスや鉄道の同梱運搬が可能となり、新たな輸送ニーズを生み出している。操作系にARや最新IOT技術を取りいれて正確さと高度な安全性を実現している」
FLEXIEシリーズの3つの価値
1. 社会(お客様)に対するデザイン:社会に対する新しい価値提供
多様化する輸送需要に"FLEXIBLE"に対応できるよう、リフタブルデッキを従来の2層から6層に増やすなど、機能性デザインを大幅に刷新。船体デザインも一新し、商船三井様の「MOL ACE」ブランドと、お客様との長きにわたる関係を未来へつなぐ決意を表す白いラインを大胆に表現しました。
2. ハード面でのデザイン:環境負荷を低減する最新技術
商船三井グループの「船舶維新プロジェクト」が開発した環境負荷低減技術を搭載し、従来船に比べてCO2排出量を13.7%削減することに成功。持続可能な海上輸送の実現に貢献しています。
3.ソフト面でのデザイン:安全と未来を見据えた設計
AR(拡張現実)技術を活用した航海情報表示システムを初導入。振動診断技術の搭載など、より確かな安全・安心運航を実現しました。これらの技術は、将来の船舶自動運転技術につながる可能性を秘めています。
本質的な課題解決へのアプローチ
今回のプロジェクトは、単なる外観デザインではなく、ビジネスの本質を見つめ直し、最新技術を活用しながら、社会に対する新しい価値を創造する――まさに「右脳と左脳を使いこなす」(VALUE: BALANCE)アプローチでした。
従来比2.5倍の効率化、環境負荷の大幅な低減、そして新たな輸送ニーズの創出。これらの成果は、デザイン思考によってビジネス課題を本質的に解決した結果です。
私たちは、「ビジネス、テクノロジー、デザインの掛け合わせで、お客様に選ばれ続けるクリエイター集団」を目指しています。今回の受賞は、その実践が評価されたものと受け止めています。
グッドデザイン賞受賞展に出展
2018年10月31日(水)から5日にわたり東京ミッドタウンで開催された「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018」において、『次世代型自動車船"FLEXIE"シリーズ』が特別展示で紹介されました。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。
株式会社イディーでは、このような大型プロジェクトの企画デザインから、企業案内パンフレット、WEBサイト制作、SNS運用代行まで、広報・広告に関わる様々な課題解決をお手伝いいたします。
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