写真ではなくイラストを使用する2つの理由

写真ではなくイラストを使用する2つの理由

表紙をイラストにしたり、中ページにイラストをあしらったり、イメージキャラクターを制作したりetc・・・弊社では日頃からイラストを使用する機会も多いです。しかし、写真でも事足りるところをあえてイラストを使用する理由は何なのでしょうか。

1. 表現の自由度が高い

イラストの利点は、表現できることの幅が広いことです。写真は現実を映し出すものなので、現実(物理)的に実現困難なものは撮影できませんが、イラストは極端な話、非現実でさえも描くことができます。

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例えば、弊社制作のパンフレット(JA全農兵庫様)では、ポートタワー、明石海峡大橋、淡路島、姫路城をワンカットにおさめたイラストを表紙に使用しています。ただ、ポートタワーから姫路城までの距離約60キロ。さらにその間には山やビルなど様々な障害物もあるので、どんな高性能なカメラをもってしてもこのカットは撮ることができません。現実をそのまま映し出すことが写真の良さであり限界でもあるのです。しかし、イラストであればそういった現実という壁をゆうゆうと超えていくことができます。

2. 印象を的確に、かつストレートに伝えることができる

こちらも、弊社の制作物を例に紹介します。

tetote8_01「てとて」vol.7 SPRING SUMMER 表紙(兵庫県保育協会様)

こちらは、写真の上にイラストを載せた表紙デザイン。イラストでなく、実際の親子の写真でも成立するかもしれませんが、すべてを写真にすると、意図せずしてシリアスな印象を与えてしまう可能性が実は潜んでいます。

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仮に、上写真のように笑顔でにこやかな親子の写真を表紙に使用した場合を考えてみましょう。すると、「この人笑顔に見えるけど、心の中では育児に疲れていたり、孤独を感じているんじゃないか」というマイナスイメージが生まれかねません。つまり、生身の人間が映っていると、良くも悪くも想像が色々と膨らんでしまうものなのです。子育て鬱が社会問題化している昨今ではなおさらのことだと思います。

一方で、軽く優しいタッチで描かれたイラストの親子であれば、明るいイメージがそのまま伝わりやすくなります。同じ笑顔でも、生身の人間の笑顔だとつい「笑顔の裏側」を読み取ってしまいがちですが、イラストのキャラクターの笑顔を深読みする方はあまりいないですよね。

重要なことは…

ただ、写真が適切な場合ももちろんあります。

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参照元サイト

例えばそのひとつが、「人間には、カロリーメイトがある。」というキャッチコピーがつけられたカロリーメイトの広告。人間とチーターを対比させることで、商品の存在価値をうまく引き立たせています。このように、なんらかのコントラスト(ここでは人間とチーター)を表現する場合には、それぞれを鮮明かつ精緻に描写できる写真の方がメリハリがつくので、メッセージ性や印象が強まります。

上記のように、イラストより写真が効果的であることも当然あります。したがって、大切なことは、写真とイラスト両者の特性を理解したうえで、伝えるべきコンセプトやメッセージをどちらで表現するのがより効果的なのかを逐一考えることになります。

仲村 友樹

政治、ビジネス、文学、アート、自然まで色々なことに興味があります。むさぼるように読む本や雑誌からの知識でぼくは成り立っています。ただ、頭でっかちにならないように一応は気をつけているつもりです。
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