言葉の壁を超えるビジュアルコミュニケーション

言葉の壁を超えるビジュアルコミュニケーション

「言葉の壁」とはよく言われますが、その壁を越えるのもデザインが持つ力の一つではないでしょうか。
今回は独断と偏見で、ビジュアルでメッセージを伝えるデザインの魅力を紹介していきます。

天然パーマ?それとも人工?はたまたパスタ?

まずは、パッケージ。

筆者はパッケージデザインも手がけておりますがパッケージは商品の顔となる部分なので、とても重要なデザインです。文字の配置だけのシンプルなものから、とても凝ったデザインのものまで幅が広く、見ているだけでとてもワクワクします。特に海外のパッケージは面白く、海外旅行先でお土産を選ぶ場合にはジャケ買いならぬパケ買いをするくらいです。お土産はスーパーで選ぶ庶民派ですが、そこにしれ〜っと並んでるんですよね、洒落たパッケージ。外国語で何と書かれているか分からないのでデザインの面白さで選んでます笑

そこで、今回取り上げるのはイタリアのパスタ。

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参照元サイト

パスタとくるとビニール袋にシックな赤や緑、青など単色で文字が印刷された業務的なデザインが多いですが、こちらは各種パスタを髪の毛に例えて型抜きで見せるデザイン。

さすがパスタの国、イタリアらしいシンプルでユニークなデザインですね。こんなのがポンとスーパーの棚に置かれていれば、パスタの気分じゃなかったとしてもとりあえず買ってしまいそう。やはりパッケージデザインにおいて押さえておくべき点は、まず手にとってみたくなることでしょうか。

筆者がこのパッケージに惹かれたところは発想の面白さ、そしてメッセージが明確に伝わるシンプルなデザインにあります。ちなみに情報量を出来る限り抑えたビジュアルで攻めるデザイン、情報(商品のアピールポイントなど)を言葉で訴える広告的なデザインと色々とありますが筆者は前者のデザインが好きですね。日本ではこういったデザインのものはスーパーではなく雑貨屋さんなどでよく見かけます。神戸はおしゃれな雑貨屋さんが多いので出会う確率も高いかも。

ゴッホは、自らの端正な顔立ちを隠していた?

次に広告。

yoga参照元サイト

海外の広告ってやっぱり発想がカッコイイんですよね。ヨガの広告をストローで表現って…なかなか日本では見られないですね。普段あまり注目をしないものでも、考え方次第で広告スペースになるんだなと感じさせられる作品。身体のしなやかさをストローの折り曲げる部分で表現するところが素敵ですね。このストロー、配ったのでしょうか??この写真のまま広告にしてもお洒落ですね。

こちらのメガネの広告は、粗めの筆致が特徴的なゴッホの自画像がここまでハッキリ見えてしまうというもの。創造力が豊かですよね。絵画をこんな風にアレンジして良いか躊躇してしまうところですが海外の広告は結構何でもありなところがあるので、訴えられるんじゃないか?というギリギリのラインのものも結構ありますね。でもその広告こそが面白かったりするので海外で広告をデザインしたいデザイナーも多いのではないでしょうか。

そういえば、数年ほど前から流行りだしたプロジェクションマッピングでも、海外ではこんな事例がありました。

ビル屋上に設置されている巨大な液晶ディスプレイに映る男の子。そのビルの上空を実物の飛行機が通りかかると、液晶内の男の子がおもむろに立ち上がり、空を指しながら飛行機を追いかけていきます。

そう、これはディスプレイと現実を連動させた広告なんです。どうやらこのビルの近くで、その地区の空を通りかかる飛行機の通過時刻、機種、目的地等をシステムで感知しているという大掛かりなもの。(広告主はBritish Airways)屋上広告なので、目に付きにくいというのが少し勿体ない気がしましたが…

絵本の世界をそのままに

最後にロゴ。

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参照元サイト

これまた私の独断と偏見で可愛い!!と思ったのでご紹介いたします。北海道にある子供向けの絵本などを置いているBookCafeのロゴ。N24というのは北24条通りにあるからだそう。ロゴって、つい収まり良く作ってしまいがちですが、こちらは子供の自由な発想からヒントを受けたのでしょうか?とても自由で開放的なデザインが惹かれた点です。神戸にはお洒落なcafeが数多くありますが、ロゴもまた可愛いものからカッコイイものまであってとても参考になります。ヨーロッパではとても可愛い看板たちが軒を連ねています。まさに絵本の世界ですね。神戸にもそんな可愛い看板がもっと増えればいいな…なんて夢を膨らましております。

さて、今回は好きなデザインを挙げさせて頂きましたがいかがでしたか?発想力豊かでお洒落な広告は、見ているだけでもワクワクしてきませんでしたか。そして、素晴らしいデザインは、簡単に言葉の壁を越えていきます。(ご紹介したパスタの広告も、イタリア語が読めなくても、パスタの種類はひと目で理解できますよね)そもそもデザインとは、もしかしたら何かしらの壁を乗り越えるために存在しているのかもしれません。私も僭越ながらそんなお手伝いが出来ればと思っております。

仲村 友樹

政治、ビジネス、文学、アート、自然まで色々なことに興味があります。むさぼるように読む本や雑誌からの知識でぼくは成り立っています。ただ、頭でっかちにならないように一応は気をつけているつもりです。
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